2019年9月6日(金)福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手がノーヒットノーランを達成しましたがどんなものだったのか?1回から9回までの記録やコメントにも興味がわきます。そこで,千賀滉大投手のノーヒットノーランや記録やコメントについて調べてみました。
目次
千賀滉大投手のノーヒットノーランとは?
千賀滉大投手のノーヒットノーランの内訳は,投球数133,奪三振12,与四死球4という内容でした。
千賀滉大投手のノーヒットノーランは通算80人目,トータル91度目で,パ・リーグでは,2014年5月2日(金)岸孝之投手(当時西武)以来の5年ぶり28人目で29回目,令和に入って初めてとなりました。
球団では南海時代の1943年5月26日(水)に大和戦でマークした別所昭(後に毅彦と改名)以来76年ぶり2人目で,ソフトバンクホークスの投手としては初めての記録です。もちろん育成出身選手では,史上初の快挙となりました。
千賀滉大投手は,2010年の育成ドラフト会議で4巡目指名を受けての入団で,その実力は海のものとも山のものともつかないものだったわけですから,当時のスカウト・小川一夫さん(現福岡ソフトバンクホークス2軍監督)の千里眼はただものではなかったわけです。
恐るべし福岡ソフトバンクホークススカウト陣と言えると思います。
千賀滉大投手ノーヒットノーランの記録についても!
千賀滉大投手のノーヒットノーランの記録は次の通りです。
(1回表)
マーティン:空振り三振
鈴木大地 :ショートフライ
中村奨吾 :ショートフライ
(2回表)
井上晴哉 :空振り三振
角中勝也 :セカンドゴロ
清田育宏 :ライトフライ
(3回表)
藤岡裕大 :ショートゴロ
レアード :空振り三振
田村龍弘 :空振り三振
(4回表)
マーティン:空振り三振
鈴木大地 :セカンドゴロ
中村奨吾 :キャッチャーフライ
(5回表)
井上晴哉 :死球
角中勝也 :センターフライ
清田育宏 :サードゴロ
藤岡裕大 :見逃し三振
(6回表)
レアード :センターフライ
田村龍弘 :レフトフライ
マーティン:四球
鈴木大地 :空振り三振
(7回表)
中村奨吾 :セカンドフライ
井上晴哉 :ショートゴロ
角中勝也 :空振り三振
(8回表)
清田育宏 :空振り三振
藤岡裕大 :見逃し三振
レアード :空振り三振
(9回表)
田村龍弘 :四球
岡大海 :四球
鈴木大地 :ファーストゴロ
中村奨吾 :セカンドフライ
井上晴哉 :空振り三振
甲斐拓也捕手のノーヒットノーランのコメントについても!
ヒーローインタビューでの甲斐拓也捕手のコメントを紹介します。
(甲斐拓也捕手のヒーローインタビューでのコメント)
(まずはリードのことから伺わさせてください。ノーヒットノーラン達成しましたね。)
甲斐拓也:最高に嬉しいですね。
(今日の千賀投手,どんな思いでリードされたんでしょうか。)
甲斐拓也:千賀のために,何とか勝ちたいと思い,本当に今日は千賀のためにと朝からそう思って来ました。
(特にそういう思いが強かったのは,何か理由があるんですか。)
甲斐拓也:そうですね,千賀もですね,ここ数試合ちょっと苦しんでましたし,良いピッチングしてたんですけどね,苦しい表情も見てきたんで,キャッチャーとしてはすごく考えるものがありましたし,責任も感じましたし,何とかしてあげたいという気持ちでいっぱいでした。
(ひとつ,最後の一球,選んだ球種,何だったんですか。)
甲斐拓也:フォークです、ハイ。
(あれだけストレートで押していくのかなと思ったんですけど,そのあたりの判断というものは?)
甲斐拓也:まずはね,千賀ともマウンドに行った時に話したんですけど,お互いにチームが勝つためにという選択をした結果なので,千賀もマウンド上でもちろんと強い言葉が返ってきたんで,本当に頼もしく感じます。
(そして,あのタイムリー。本当に貴重なタイムリーでした。追い込まれながら,よく打ちましたね。)
甲斐拓也:ありがとうございます,ハイ。
(難しい追い込まれてのボールだったと思うんですが,どんな意識だったんでしょう。)
甲斐拓也:何とか1点,先制点取りたいという気持ちでしたし,チャンスで回ってきたんで,1本打って先制点取りたいなという気持ちでいっぱいでした。
(さあ,育成同期で入団して,ノーヒットノーランまで達成しました。改めて千賀滉大投手,今どんなピッチャーだと感じてらっしゃいますか。)
甲斐拓也:チームのエースですし,本当に頼もしく感じますしね,本当にこの結果は嬉しいです。
(さあ,チームはこれから終盤の厳しい戦い,そしてその後のポストシーズンの戦いが待っています。この後に向けてお願い致します。)
甲斐拓也:残りのシーズンも,しっかり一戦一戦戦って,チーム全員で勝てるようにやっていくので,また熱い声援よろしくお願いします。ありがとうございます(脱帽)。
千賀滉大投手のノーヒットノーランのコメントについても!
(千賀滉大投手のヒーローインタビューでのコメント)
(では続いて千賀滉大投手です。ノーヒットノーラン,おめでとうございます。)
千賀滉大:ありがとうございます。
(ノーヒットノーランを達成した直後の気持ちというのは,どんなものでしょうか。)
千賀滉大:ランナーを二人出していたので,ここで一発打たれたら3対2になるので,それだけを考えてマウンドに上がっていくことが逆に良かったのかなと思います。
(冷静な気持ちがあったんですね。)
千賀滉大:そうですね。本当にここで1本打たれたら,ここに来てくれているファンの方が,すごいため息が来ると思ったので,それだけはとマウンドで思っていました。
(ご自身は3連敗で今日のマウンドを迎えました。マウンドに向かう気持ちというのはどうだったんでしょうか。)
千賀滉大:とにかく,自分はどうこうじゃないですけども,チームに勝ちをもってこれていないということは事実だったので,本当にそこは悔しくて,ま,でも,しっかり投げようってそれだけを思ってマウンドにあがりました。
(今日は立ち上がりから調子自体はどうだったんですか。)
千賀滉大:あ~,普通でした,ハイ。
(立ち上がりから157kmの三振もありましたけれども,ストレートが良かったのかと思いましたが,ご自身では何が良かったんですか。)
千賀滉大:えー,巧也のリードです。
(今,拓也さんが厳しい表情で視線を送ってらっしゃいますが。)
千賀滉大:今日の朝起きたら,拓也から「今日,お前のために頑張る」とひとことラインをもらいまして,えー僕も頑張ろうという気持ちになりました。
(やはり二人は通じ合うところがあるんですね。)
千賀滉大:・・・ハイ。
(千賀さんに伺います。育成で入団して日本のエースになってノーヒットノーランまで達成しました。どんな意識がこの成長につながったと感じてらっしゃいますか。)
千賀滉大:お客様はわかっての通り,ランナーをとても出していたので,なかなかそんな感じの雰囲気じゃないなというのは思っていたと思うんですけど,まあ,僕自身そうだったので,だから,しっかりファーボールの量を減らせるように頑張ります。
(改めて伺いますが,ノーヒットノーランはどのあたりで意識されましたか。)
千賀滉大:5回終わった時に,「あー,ゼロだ」と思いました。
(結構早めに気づいてらしたんですね。)
千賀滉大:そうですね。あと4回全力で行こうという形でまあ出来たので,良かったです。
(改めてですが,達成の喜びも聞かせてください。)
千賀滉大:最高です。
(ホークスは来週は西武戦もあります。水曜日,木曜日,千賀投手の登板があるかどうかはわかりませんけども,この後のピッチングに向けて,是非ひとことお願いします。)
千賀滉大:チームに勝ちをもってこれるようなピッチングをしたいと思います。応援よろしくお願いします。
【まとめ】
・千賀滉大投手のノーヒットノーランについて振り返ってみましたが,千賀滉大投手は元は育成4位指名だったわけですから,本当に大化けした選手の一人であると思います。現在は福岡ソフトバンクホークスのエースですから,アッパレです。
・今年は故障で出遅れましたが,復帰明け後は2連勝と順調に勝ち星を重ねていますから,やはり凄いと言わざる得ません。今後ますます安定したピッチングが出来ることを願い,応援していきたいと思います。
・そして,今年も日本一になれるように頑張ってください。